会場の一角では,SPECIAL FORCE LEAGUEの決勝戦も行われていた。オンライン予選で上位の成績を残し,決勝で対戦するのは,無敗軍団,lol,竹工芸倶楽部の3クランだ。優勝クランは,11月に予定されている世界大会に日本代表として参加することが決まっている。
SPECIAL FORCEの日本一決定戦は,3チームの総当たり戦で行われた。5人チームで対戦し,相手を全滅させると1ポイント。どちらかが4ポイント取ると,配置は交替となり,8ポイント先取したほうが勝ちとなる。マップは4種類からランダムで,武器は日本で導入されているものは何を使ってもよい。マウスやマウスパッドの持ち込みは自由だが,ドライバのインストールは不可というルール。各チームには6人目としてオブザーバが入り,不正監視やプレイデータの記録を行っていた。
アラド戦記 予選では,無敗軍団が100戦で勝率100%,lolが121戦で勝率100%,竹工芸倶楽部が118戦で99.15%という好成績。なにぶん10台のPCセットで次々と戦闘が繰り広げられるので,詳しい展開は把握できなかったのだが,結果からいえば,予選の結果はかなり実力を忠実に反映していたことが分かる。lolが2勝,無敗軍団が1勝という結果だ。
勝因については,マップが慣れたものだったので「運がよかった」と謙遜していたが,予選結果を見てもメンバーのレベルの高さは歴然であろう。世界大会については「優勝します」と力強いコメントを残していた。
夏祭会場では,ファミスタ オンラインの日本一決定戦の決勝も行われていた。
オンラインでの予選で選ばれた選手によるトーナメント戦の末,決勝戦は,マハガドチョン氏と8オレゴン氏の対戦となった。両チームともダルビッシュの投げ合いで始まり,2回裏にライトフェンス際の打球でランナーを出し,高橋由伸の2ランホームランで8オレゴン氏が先制。3回表にはマハガドチョン氏もライト深く流した当たりでランナーを出し,高橋由伸の2ランホームランで同点に追いついた(ややこしい)。7回表にはノーアウトランナー1,3塁のチャンスに梵英心の打球はゲッツーに終わったものの,ランナーが生還し,マハガドチョン氏が1点のリードを奪う。7回裏には,ダルビッシュに代わった2番手の高井雄平がつかまり,ワンアウト1,3塁で4番パックを敬遠。ダルビッシュでツーランを浴びている高橋由伸に対し,フルカウントからまさかの四球で押し出し同点となる。試合はそのまま延長9回(通常試合は6回まで)で決着がつかず,3対3で終了。ルールによって奪三振数によって8オレゴン氏の優勝が決まった。ダルビッシュ中心で,実に19三振を奪っている。
7回表裏の攻防
アラド戦記 アラド戦記
決勝戦の模様。手前がマハガドチョン氏,奥が8オレゴン氏
各試合,勝負の鍵はアシストカードの使い方にあるようだ。決勝でもここぞというところで「ラッキーセブン」やイベント限定カード「王監督の応援」などが繰り出されていた。700ポイント制限の選手配置なので,ダルビッシュに「ガソリンタンク」を注ぎ込み,少しでも長い回を投げさせるというのも基本となるようだ。
優勝と準優勝の8オレゴン氏とマハガドチョン氏は,実は同じクラブでファミスタオンラインをやっている仲間ということで,普段からレベルの高い相手と戦い慣れていることもポイントになったようだ。
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